初めて証券口座を開きたいと思っている初心者の方も、サブとして口座を増やしたいと考えている方も、数あるネット証券の中でどこが自分の投資スタイルに合っているのか、なかなか判断に迷うところだと思います。
この記事では、おそらくみなさんが最も気になっているであろう、以下の点に絞ってネット証券会社を比較検討します。
証券会社を選択する際の参考にしていただければと思います!
- 主なネット証券会社の特徴
- 手数料
- 新NISAつみたて枠用取扱銘柄数
- iDeCo対象取扱銘柄数
証券口座は複数持つべき?メリット・デメリットと賢い使い分け
「まさかないとは思うけど・・・証券会社にもしものことがあったらどうなるんだろう・・・」 「今使ってるネット証券より手数料が安いところってあるのかな・・・」 投…
目次
主要ネット証券の特徴
SBI証券
取扱金融商品の豊富さ、NISA口座のサポート、業界最安手数料等、総合的に充実したサービスを提供しているネット証券です。
初めて証券口座を持つなら、まずはSBI証券がおすすめではないかと思います。
口座数:約11,063,000口座 (※2023年9月末:SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIO含む)
マネックス証券
豊富な金融商品、先進的な取引ツール、充実した投資情報、および手数料の低さがマネックス証券の特徴です。
特に、海外株式投資に強みを持ち、米国株の取扱銘柄は5,000を超えます。
独自のリサーチや分析情報を提供し、投資家が情報に基づいた意思決定を行えるようにサポートしています。
口座数:約2,028,000口座(※2024年1月末)
松井証券
株式・投資信託・米国株・先物・FXなど豊富な投資サービスを取り扱う松井証券の創業は1918年に遡ります。
アクティブなトレーダーに嬉しい、1日の約定代金合計50万円までの手数料0円。
デイトレ向け商品(一日信用取引)の手数料・金利・貸株料が無料等、老舗証券会社ならではの知見にあふれたサービスが松井証券の特徴と言えるでしょう。
口座数:約1,547,000口座(※2024年1月末)
楽天証券
取扱金融商品の豊富さ、業界最安水準の手数料に加え、充実した投資情報とツールが充実したネット証券です。
また楽天グループのサービスとの連携も楽天証券のメリットです。
口座数:約10,000,000口座(※2023年11月末)
auカブコム証券
主要ネット証券を手数料で比較
次に、気になる手数料で比較してみます。
SBI証券、楽天証券は国内現物株の手数料が無料(条件付き)。
そのほかのネット証券も最安水準となっています。
主要ネット証券の手数料 | |
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SBI証券 | 【国内株式】 現物・信用取引0円 【米国株式現物】 約定代金の0〜0.495%(最大22ドル) 【投資信託】 申込手数料無料 【iDeCo】 口座管理料無料 |
マネックス証券 | 【国内株式現物】 [取引毎手数料コース(1約定制)] ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 ~150万円:640円 ~3,000万円:1,013円 3,000万円~:1,070円 [一日定額手数料コース] ~100万円:550円 100万~:300万円ごとに2,750円 月間利用ボックス(約定金額300万円ごとの売買)数:21回目からは2,475円 121回目からは1,815円 【米国株式現物】 約定代金の0〜0.495%(最大22ドル) 【投資信託】 申込手数料無料 【iDeCo】 口座管理料無料 |
松井証券 | 【国内株式現物】 [26歳以上] 1日の約定代金合計金額 ~50万円:0円 ~100万円:1,100円 ~200万円:2,200円 ~1億円:100万円単位で1,100円加算 1億円~:110,000円(上限) [25歳以下] 手数料0円 【米国株式現物】 約定代金の0〜0.495%(最大22ドル) 【投資信託】 購入時手数料無料 【iDeCo】 口座管理料無料 |
楽天証券 | 【国内株式現物】 [ゼロコース] 現物・信用取引0円 ※手数料コースをゼロコースに指定する必要があります。またゼロコースでは、楽天証券のSOR/Rクロスを利用必須です。 【米国株式現物】 約定代金の0〜0.495%(最大22ドル) 【投資信託】 購入時手数料無料 【iDeCo】 口座管理料無料 |
auカブコム証券 | 【国内株式現物】 [ワンショット(1注文制)] ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 ~50万円:275円 ~100万円:535円 100万円~:約定金額×0.099%+99円【上限:4,059円】 [一日定額手数料] ~100万円:0円 ~200万円:2,200円 ~300万円:3,300円 ~400万円:4,400円 ~500万円:5,500円500万円 ~:100万円毎に1,100円加算 【米国株式現物】 約定代金の0〜0.495%(最大22ドル) 【投資信託】 購入時手数料無料 【iDeCo】 口座管理料無料 |
NISAつみたて枠取扱銘柄数で比較
次に新NISAのつみたて枠の対象となっている投資信託の取り扱い銘柄数を比較してみます。
NISA対象の金融商品は金融庁が厳選した銘柄です。
その中からさらに、各証券会社が選び抜いた銘柄、ということになります。
なお、投資信託の申込手数料は各ネット証券で無料となっています。
【初めての投資】iDeCoの次はNISAで積立投資がおすすめ
投資を始めるなら、まずはiDeCoをおすすめします。 そして、iDeCoを満額投資して、それでもなお余剰資金がある、という方が次に取り組むべきなのがNISAだと思います。 …
iDeCo対象取扱銘柄で比較
iDeCo対象の銘柄数を比較してみましょう。
iDeCo対象の金融商品も、金融庁によって厳選されています。
その中からさらに各証券会社が選りすぐった銘柄の数が下の表ということになります。
なお、iDeCo口座の管理料は各ネット証券で無料となっています。
【初めての投資】投資を始めるなら、まずはiDeCo(イデコ)がおすすめ
投資を始めるなら、まずiDeCo(イデコ)がおすすめです。 特に、社会人としての道を歩み始めた方、投資に興味を持ち始めた方にとっては、最初に検討すべき選択肢だと思…
まとめ
投資家それぞれの環境によって、証券会社のどのサービスを重視するかは異なってくるかと思います。
しかし、将来を見据えた長期での資産形成を考えた場合、この記事で挙げたような、手数料やiDeCoやNISAといった税制優遇制度に対するサービスを考慮する必要があるのではないかと思います。
初めて証券口座を開設したい、またサブで口座を持ちたいといった投資家の皆さんの参考になれば幸いです!
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