【S&P500インデックス】VOOで始める米国株投資

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VOOで始める米国株投資のイメージ

やっとのことで証券口座は開設したものの、次に迷うのが銘柄選び。

「米国株に興味はあるけれど、個別株は怖い・・・」

「積み立てをしたいけれど、一体どれを選べばいいんだろう・・・」

さてそんな迷いを抱えている方に紹介したいのが、VOOと言うETFです。

この記事を書いている私も初めはさっぱりわからず、とりあえずVOOでいいかと、安易な気持ちでで積み立てを始めてみた、という黒歴史(?)を持ちます。

しかし、結果的には(今の所)それが正解でした。

もちろん自分のできる範囲ではありますが、今でもコツコツと積立投資を続けており、幸いなことにその成果がでています。

この記事では、米国株を始めるならまずはコレ!という人も多い、日本でも人気のETF「VOO」を解説します。

(この記事のデータは2024年6月時点のものです)

目次

VOOで始める米国株投資

VOOはアメリカのS&P500指数に投資するETF(上場投資信託)

VOOはアメリカのバンガード社が運営するETF(上場投資信託)です。

世界中が注目する米国市場の株価指数、S&P500指数のパフォーマンスと同様の成果を目指します。

言い換えれば、VOOを買うことで、S&P500の組入銘柄に丸ごと投資ができるというわけです。

また、組入銘柄は500社ですので、分散効果の恩恵も受けられます。

低コスト(=経費率が低い)で運営されています

バンガード社のインデックスETFの例に漏れず、VOOも経費率が低く設定されています(年率0.03%)。

分配金(配当金)が出ます

VOOは配当金が出ることも魅力の一つです。

これを再投資し、複利効果を狙います。

直近5年間の基準価格に対する分配金利回りを見てみましょう。

基準価格に対する分配金利回り(%)
2023年2.00
2022年1.34
2021年1.75
2020年2.10
2019年2.64
(バンガード社ウェブサイトより)

VOOは長期投資に適しています

S&P500指数は世界の株式市場の時価総額の約50%を占めると言われています。

つまり、アメリカの将来にわたる経済成長に期待し、低い経費率と分配金再投資のメリットを生かしながら、長期で粛々と積立投資をする、これがVOOというETFのメリットを引き出すポイントだと言えるでしょう。

VOOの3つのデメリット

一見良い事づくめのVOO、しかしもちろん弱点もあります。

このデメリットを確認しながら、さらにVOOというETFを深掘りしてみましょう。

市場リスク

VOOはS&P500指数に連動するため、米国市場全体の下落時にはその影響を受けます。

また、S&P500指数は大型株を中心に構成されています。

特に現在は大型テクノロジー銘柄の比重が高いです。

そのため大型テクノロジーセクターのパフォーマンスが冴えない時には、その影響を受ける可能性もあります。

成長株の恩恵を受けにくい

前述の通り大型株中心のため、中型・小型株の成長の恩恵を直接的に受けることは難しいかもしれません。

為替リスク

VOOは日本の証券会社で購入ができますが、決済はドルです。

当然為替リスクについても考慮する必要があります。

このようなデメリットを考慮すると、やはり、VOOへの投資は積極的な取り引きや短期間での大きな利益を目指すのではなく、長期的な視点を持つことが大切となってきます。

つまり、雨の日も風の日も、定期的に粛々と積み立て投資をしながら資産形成を目指す。

繰り返しになりますが、それがVOOに投資するメリットと言えると思います。

VOOのパフォーマンス

VOOの上場は2010年9月です。

以来、上下動を繰り返しながらも、2024年の現在まで、パフォーマンスは約5倍という成績です。

VOOのチャート
(Google Finance)

VOOの構成銘柄

VOOの構成銘柄には、アップルやアマゾン、グーグル、マイクロソフトといった皆さんが普段から接しているお馴染みの企業も多く含まれています

VOOに投資すれば、これらの企業の株が買えてしまうというわけです。

もちろん運用はプロ(バンガード社)が行います。

VOOの組み入れ銘柄のうち、上位10銘柄とその割合を見てみましょう。

銘柄組入の割合(%)
マイクロソフト6.95
アップル6.29
エヌビディア6.10
アマゾン3.63
メタ2.31
アルファベットA(グーグル)2.29
アルファベットC(グーグル)1.93
バークシャー・ハサウェイ1.7
イーライ・リリー1.47
JMモルガン1.32
(バンガード社ウェブサイトより)

VOOは積立投資がおすすめ!

繰り返しになりますが、VOOはアメリカの将来にわたる経済成長に期待し、低い経費率と分配金再投資のメリットを生かしながら、長期で粛々と積立投資をする、そういった性格のETFです。

特にこれから米国株をやってみたいという方は、まずは選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

また、以下の記事にVOOと双璧とも言えるVTI(全米株式市場インデックス)というETFについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

米国株や株式投資には興味があるけれど、ネット証券会社も探している最中・・・という方はぜひこちらも参考にしてみてください!

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