インドETF「EPI」を買った日のこと

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インドのETFEPI

会社の昼休み、スマホで何気なく株価をチェックしていた。

最近、世界経済がざわついているのは知っているけれど、その日なぜか気になったのは「インド」だった。

人口、若さ、そして混沌。

投資先としてインドは前から注目していたけれど、何か一歩を踏み出す勇気が出なかった。

でも、ふと出会ったETF、EPI(WisdomTree India Earnings Fund)の存在が、僕の背中をそっと押してくれた。

目次

なぜ今インドなのか?

高い経済成長率

インドは主要国の中でもトップクラスの経済成長国。

今後も6〜7%のGDP成長が期待されていて、その成長は企業の利益拡大、つまり株価上昇にもつながる。

人口ボーナスと中間層の拡大

13億人を超える人口の多くが若年層。

これからの数十年、インドは「働く世代」が経済を支え、「買う世代」が市場を拡大していく。

政府の改革とインフラ整備

デジタル化、税制改革、インフラ投資。

インド政府は成長エンジンの整備に本気だ。その追い風を企業がしっかり受け止めている。

EPIというETFの魅力

EPIは米国のウィズダムツリー社が運用するETFで、正式名称はWisdomTree India Earnings Fund

ETFなので株のように売買でき、手軽にインド全体に分散投資できるのが大きなメリット。

収益性重視のインデックス設計

EPIは、企業の売上や時価総額ではなく純利益を重視して銘柄の比率を決定している。

つまり、「儲けてる企業」だけを選んで投資しているETFなのだ。

幅広いセクターと企業

組み入れ銘柄は350〜400社以上。

金融、IT、エネルギー、消費財など、インドの主力産業を幅広くカバーしている。

経費率も妥当

経費率は年0.87%。

決して最安とは言えないが、新興国ETFとしては妥当な水準。

EPIのチャート
(EPIの値動き(Google Finance))

組み入れ上位10銘柄(2025年2月時点)


EPIの組み入れ上位10銘柄(2025年2月時点)と比率は以下の通り。

インド経済の中核を担う有力企業で構成されている。

  • リライアンス・インダストリーズ(エネルギー)8.25%
  • ICICIバンク(金融)6.71%
  • インフォシス(情報テクノロジー)6.27%
  • マヒンドラ&マヒンドラ(一般消費財)3.56%
  • タタ・コンサルタンシー・サービシズ(情報テクノロジー)3.36%
  • オイル&ナチュラルガス(エネルギー)3.24%
  • ステート・バンク・オブ・インディア(金融)3.07%
  • コール・インディア(エネルギー)3.04%
  • パワー・グリッド・コーポレーション・オブ・インディア(公共事業)2.77%
  • NTPC(エネルギー)2.57%

セクターごとの組入比率は以下の通り。

  • エネルギー 18.61%
  • 金融 18.46%
  • 情報テクノロジー 14.64%
  • 素材 11.89%
  • 公益事業 8.64%
  • 一般消費財 8.51%
  • 資本財 7.80%
  • ヘルスケア 4.75%
  • 生活必需品 3.42%
  • 一般消費財 2.09%

EPIに投資する上での注意点

為替リスク

円→ドル→ルピーと通貨が二重に絡むため、為替変動の影響は大きい。

新興国特有のリスク

政治リスク、規制変更、インフラ未整備など、先進国とは異なる不確実性がある。

流動性の問題

ETFの取引量によっては、希望の価格で売買できない可能性もある。

EPIを実際に買ってみて感じたこと

2025年5月現在、EPIは巨視的にみて基本的には上昇トレンド。

その傍ら、地政学リスク等で、ギクシャク(ハラハラ)させられる局面があるのも事実。

しかし、投資って数字の世界だと思ってたけど、EPIを持つようになってから、僕の中でインドが「国」から「風景」に変わった。

チャイ屋台の喧騒、IT都市の光、郊外の鉄道。

自分のお金が少しでも関わっていると思うと、ニュースもチャートも実感として生きてくる。

初めてEPIを買うなら

「ちょっと気になるけど、証券口座もないし・・・」という方へ。

EPIは楽天証券SBI証券などのネット証券で購入できます。

スマホから口座開設→入金→ドル建て購入まで意外と簡単。

以下からどうぞ。

最後に

EPIを買った日は、インドの経済を買ったというより、未来にちょっとだけ希望を持った日だった。

当然リスクはある。

でも、それ以上に、今まで見えなかった風景が、投資によって少しだけ身近に感じられるようになった。

そしてインドの成長が自分のことのように嬉しく感じられる。

それって、すごく豊かなことじゃないだろうか?

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